天山石が産出される佐賀県松浦郡七山村は、日本三大松原の一つ虹の松原を望み、古代邪馬台国伝説も残る閑静な山里です。

天山石について

石材産地証明書

天山石

天山石は、国産材の中でも一、二を争う石の硬さを誇り、
その質実剛健たる存在感を、後世にまで伝え続けます。

天山石の施工例

極めて硬質な天山石は、熱や風雨などによる経年劣化も非常に少ないので、艶持ち・角持ちが良く、建立時の美しさを保ち続けます。

特徴

天山石の歴史

天山石が採掘される佐賀県松浦郡七山村からほど近い場所にある牛津町は、古くから「砥川石工」と呼ばれる石工の集団が石の加工品の製造販売を行い、その名は広く世に知られていました。
中でも江戸時代初期、石工名人平川与四衛門が現れ、その手による作品は、現在でも佐賀県内を中心に九州全域に残されています。素材の石は七山村で採掘し、牛津川を下り、石工の里・牛津まで運んだものと思われます。
また、1602年(慶長7年)から1608年(慶長13年)にかけて築城され、江戸時代を通じて唐津藩の藩庁となった唐津城の石垣にも、天山石は使われています。
このように古くから地元で使われてきた天山石ですが、本格的に採掘が始まったのは昭和40年代からで、その青深く透明度の高い石目と、極めて硬く経年劣化の少ない石質から、日本屈指の銘石として近年全国で人気が高まっています。

唐津城
唐津城